おまけのこ
畠中恵
しゃばけ、ぬしさまへ、ねこのばばから続くひ弱な若だんなシリーズ第4弾。
今回も短編集。
こわい
畳紙(たとうがみ)
動く影
ありんすこく
おまけのこ
妖の世界でも嫌われ者っているんだよ。
嫌われものってか受け止めきれないもの。
受け入れられ方がわからないもの。
悲しいけども悲しいまま。
体の弱い若だんなの体がやっぱり弱かった子どもの頃のお話。
人の心はままならず、哀しく憎く愛しい。ごっちゃになってそこにあるから、なお惑う。
妖も人も自分を受け止めてくれる人に出会えることは、それだけで幸せ。私を選んでって私を見つけてって、みんな声に出さずに叫んでいるのだよなぁ。
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