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2008年5月10日 (土)

ゆめつげ 畠中恵

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ゆめつげ 畠中恵

しゃばけシリーズとはまた別扱いの江戸もの。
わたくしはしゃばけシリーズが大好き。
でもこれはいまいち。
明るさがない。
しゃばけにある暗いものでも明るくみせる力がない。
暗いものは暗いまま
だって主人公が血を吐くんだもの。
そんなのはイヤだ。
不思議の力を使えば、か弱き人の身体が衰弱するのはわかるけど
でもイヤなのだ。

小さな神社の神官兄弟。
のんびり兄貴にしっかり弟。
兄貴の占い「夢告」が当たるとも当たらないとも定かでないこの「夢告」が事件のきっかけになるのだ。なんとも壮大なお話も引っかかってくるのではあるが、薀蓄は語られないのだ。

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