そして、警官は奔る 日明恩
そして、警官は奔る 日明恩
それでも、警官は微笑うの続編。
愛すべき武本、潮崎が動いている。
今回は子どもについて、哀しみ、同情、法律、立場について。人間としての感情と職務についている時の感情どちらを前に出すべきか、どちらか選ばなければいけないのか。なかなか難しい問題を前にして、武本の出す答えを待っている。
救われなくてはいけない命がこぼれおちて、生きていてなお殺されてしまう現実もありどうしたらいいのかどうするのがいいのか悩んでしまう。問題は十羽一絡げに考えてしまうことだと思う。どれにも通用する答えなんてあるわけがないんだもの。その一つ一つについて丁寧に考えていけばいいんだ。考えて行動していくしかないんだ。振り返って考えればみんなわかっていることなのに、逃げてしまうんだよ。どうにもできないって。
それにしても女性の書いた本なのだけれど、女性にきびしい・・。
そもそも日明恩って女性なのか?写真を見て勝手に女性だと思っているけれど、違うかもしれないよね。女性の一筋縄ではいかない汚さ弱さ厳しさを、男性キャラの実直、誠実、やさしさで対比させてて、やっぱり女性だと思う。
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