ミッシング
本多孝好(199.6)
処女短編集
『眠りの海』:小説推理新人賞受賞作
『祈灯』:つぐない
『蝉の証』:生きた証
『瑠璃』:変わっていく自分を受け止める
『彼の棲む場所』:自分であるのがイヤになった
推理小説かと考えれば違うとなってしまう。
どの短編をとっても、切ない文章だ。
昔『タッチ
』ってマンガがあって、その人たちの話し方ってやけに余裕ブッコいた感じだったのだ。知っているけど知らないふりをするとか、やさしさがまぶされるような。この人の会話もどこか余裕があるような気配をまとってる。それは優しさなのか突き放しなのか微妙。
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