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MOMENT 本多孝好（2002.8）

病院で死へ向かう人の前にあらわれる。
最後にたった一つだけ願いを叶えてくれる人

主人公はまっとうなひとだ。ヒトとの付き合い方を理解しつつも、ヒトを突き放そうとはしていない。感情の触れ幅の大きいわたくしには尊敬に値するともいえよう。言葉の外にもう一つ伝えたいものがあってソレは伝えるべきではないから黙っとくよ的な文章。

わたくしは幸せな物語が読みたいとつくづく感じた。

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