極北クレイマー 海堂 尊

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極北クレイマー 海堂 尊

とても難しいテーマをエンターテイメントとしてお届けしていただけるとはなんとありがたい。分りにくさもあったが、わたくしはココロが痛くなった。医療を崩壊させようともくろんでいる人々は、救急車に乗ったらすぐに目指す病院があるのだ。あちらにもこちらにも断られるなんてことはないのだ。
わたくしは思うのだ、昔はお医者様といえば人々の尊敬をあつめた、だからこそ生きて当たり前のきわどい世界をなんとかやりぬくことができたのだ。医者である自分のやっていることはみんなのためなのだと自分をココロから酔わすことができたのだ。称賛なくして、きつい労働はできないだろ。人は誰しも褒めてもらいたい生き物じゃないか。昨今、医者なんてもんは、という風潮が強い。そんなところで誰が命を削って働けるんだろう。弱いモノを助けることは、医者の世界でもここいらの世界でも、ヒトの善意が動いているのだ。法律なんて本当に困ったヒトと騙してやろうと考えているヒトのみわけも付かないのだ。騙してやろうと考える人を締め出す基準で作った法律が上手く働くわけないのだ。そうすれば、お金とは関係のないところで人の善意がその人の命を削りながら、弱っている人を助けるのだ。

この本を読みながらそんなことを考えた。
なんとなくイライラするのは、主人公がぼやけているからなんだと思う。

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イノセント・ゲリラの祝祭 海堂尊

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イノセント・ゲリラの祝祭

なんだか違和感。
なにかと考えれば考えるまでもないけれど、この本はミステリじゃなくて小説形式の暴露本でした。厚生省への恨みつらみを爆発させています。病院でのエピソードはなく、事件は会議室でおこっております。だからといっておもしろくないわけじゃないんだけど、やっぱりおもしろくなかったかな。いやいやおもしろくないわけじゃないんだけど、むちゃおもしろいと断言はできかねるのかな。

海堂尊

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螺鈿迷宮 海堂 尊

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螺鈿迷宮 海堂 尊

どうよ、と問われればいまいちと答えよう。
大げさで、現実感に乏しく、わたくしの大好きなヒトを理解してますよ的な器の大きい人物もでてこない。白鳥のキャラもいまいち「チームバチスタ」の時と違う気がする。登場人物が多いわりに魅力のある人がいない。
魅力ある登場人物はいないのだけど、読まされてしまうのは医療現場の抱える闇への野次馬根性ってやつ。どこの世界も大切にしなくてはならないものは金を稼がないのだ。何とか守ろうと右往左往良いプランを求めるのだ。
人の死はむずかしい。自分の死と自分ではない人の死、知らない人の死と愛する人の死、どの死を考えるかでまったく違う。人の死ではうなずけることでも自分の死では受け入れがたいこともあろうし、自分はよくても自分の子どもには絶対に考えられないこともある。

こればっかりは完全中立な答えは見つからないや。

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ナイチンゲールの沈黙 海堂 尊

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ナイチンゲールの沈黙 海堂 尊

チーム・バチスタの栄光の第2弾。

今回も登場人物がいかしてる。
猫田師長に藤原看護婦、もちろん田口センセに白鳥さん。
ジェネラル速見にハウンドドッグ加納
白髭さまに歌姫。プリンスにプリンセス。

わたくしはお見通し感のある人に弱い。
これに出てくる人はみんながみんなそうなので、わたくしは弱い。
大好きである。

ただ、なんというか、現実には無理がある。
現実からとび出して読むので、まったく構わないが
現実に戻り辛くなるので困る。

面白いかといえば、面白い。
キャラクターは魅力的だし、言葉のやり取りも素敵。
でも重要な位置にいる看護師の一番重要な性格がとっちらかっていて、せっかく物語にはまって楽しんでいたものが誰だかわかんなくなって、とっちらかってしまう。

面白いけど、あれもこれもとっちらかっている。

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チーム・バチスタの栄光 海堂 尊

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チーム・バチスタの栄光 海堂 尊

この登場人物たちのおもしろさはなんでしょ。
現実的だから?
途中まではなんとなく主人公の性格がふらついている感じがしていたのだけど、白鳥さんが出てきてからはおもしろいったらありゃしない。お偉いさんがしっかりしてくれている話は読んでいてほっと安心する。それにしたって権力ゲームはホンのちょっとの言葉の使い方が命取りになるのだわね。北海道1区から出馬する意向の若に教えてやりたいわ~。奥田英朗の伊良部センセを思い出す。でも白鳥さんは感情型ではないのだよね。利口な人たちが何かを基にして確信を得たいがために、伏線を張りつつ人にゲロさせるってホンとおもしろい。

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