【小学3年生】
こすずめのぼうけん (大型本)
翼をぱたぱたさせることができるようになった小雀に、お母さん雀が飛び方を教え始めました。「もっと遠くまで飛んでいける」と思った小雀は羽をいよいよ速く動かして飛んでいきますが…。
かっぱのかげぼうし
かっぱによく似ているといわれる平吉は、泳ぎが大の苦手。ある夜平吉がねぼけて外に出ると、かっぱが畑できゅうりを盗んでいる…。少年とかっぱの友情を描く
ぼうし
はりねずみのハリーが、けいとのくつしたをみつけました。はなをつっこんでみて、さてはずそうとすると、はりがささってとれません…。細部まで丁寧に描かれたイラストが美しい、読み聞かせにぴったりの楽しい絵本。
読み聞かせにピッタリとありますが、大勢に読むには向かないと思いました。自分の子どもとじっくり読むにはピッタリです。イラストが細かくて美しいのが30人の子ども達にはじっくり見せてあげられない。
【小学5年生】
おひさまぱん
おひさまがかくれてしまい、さむくてくらいまち。「それならわたしがとくべつなパンをやきましょう」と、パンやさんがきじをこねはじめると、おひさまパンはふくらんでふくらんで、そしてもっとふくらんで…。

なんと読み手は朝4時おきでおひさまパンを作製!
読み聞かせに入ったクラスに1個、わたくしどもの定例会用に1個。なんとすばらしい女性でしょう。こんな情熱を持ちたいものだ。最高においしかった。
タラがだいはっせいしたら
小さい頃から、ぼくのお母さんはなにかあるたびに、『○○しタラ』『○○だっタラ』とばかり言う。ところが10歳の誕生日、ぼくのおなかに溜まった『タラ』たちが、ついにおなかを飛び出してしまって・・・。作者は当時小学4年生。子ども創作コンクール2007年日本児童文学者協会賞受賞作品。
ぜっこう
「がく」は「しゅんたろう」と絶交した。もう絶対に遊ばないってきめたんだ。だけど…。「あそび島」を舞台に、他者と真剣に向き合おうとする子どもたちの気持ちを描く。
女の子はこの年頃になると、誰かをいじめたかったりケナシてみたりしたくなるらしい。ちょいとむかしは男の子はこの年頃でも女の子と比べるとまだまだ赤ちゃんだってのが通説だった。しかし読み聞かせに入ったクラスはどうも男の子の間で女の子顔負けのいざこざがあるらしい。
ということでこの本を選んだって話だ。痛いところをちくりと刺された当人は反省するのか反発するのか。それとも気がつくのか・・・。
かえるをのんだととさん 10分弱
ある日、ととさんのお腹が痛くなり、お寺の和尚さんに相談に行くと、和尚さんは「お腹に虫がいるせいだから、蛙をのむといい」と教えてくれます。教わったとおりに蛙をのみこむと、お腹にはいった蛙が虫を食ったのでお腹の痛いのはなおります。でも今度は、お腹の中で蛙が歩くので気持ちが悪くなり、また和尚さんに相談すると、「蛇をのむといい」といわれます。蛇の次は雉、というように前にのみこんだものを食べる動物を次々とのみこみます。その後は、雉を撃つ猟師をのみこみ、次に鬼をのみこみ、最後はお腹の中の鬼を退治するため和尚さんが「鬼はそとー」と、ととさんの口の中に豆を投げ込むと、お腹の鬼は「これは節分の豆だ。痛い痛い。たすけてくれえ」といって、尻の穴からとびだし逃げていくという落ちになっています。
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