中学1年生

2012年2月17日 (金)

中学1年生への読み聞かせ(2011.11)

きみたちにおくるうた―むすめたちへの手紙―

オバマ大統領は、2人の最愛の娘にむけてこの絵本を書きました。本で紹介されるのは、社会に大きな影響を与えた13人の人物です。けれど特別な人だけが力をもつのではない、と大統領はいいます。あなたもまた、世界を変えられる大切な人間のひとりなのです。

いのちのおはなし (講談社の創作絵本)

命は自分の時間の中にある!

友達同士で心臓の音を聞いて、生きている証を確かめたら、今度は命について考えてみよう。命はどこにある? 日野原先生は「命は時間」と考えています

ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)

本をよむことを、とってもたのしみにしていたトリシャ。でも、トリシャにとって、字もすうじも、くねくねしたかたちにしかみえません。クラスのともだちが、よめないことをわらうので、トリシャのくるしみはますばかり。5ねんせいになったとき、あたらしいせんせいがきました。せんせいは、トリシャの絵がすばらしいのにきづきました。そして、トリシャのひみつ―字がよめないことをしったとき、せんせいは、とくべつなれんしゅうをはじめたのです…。

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バイオリンの村 (日本のえほん 5)

戦争になったら、戦意高揚のさまだけになる音楽は禁止。
それを止めに来た国家公務員。
戦場で散った息子のためにバイオリンをと怒るおばあさんは国家公務員を追い返した。

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2011年1月 7日 (金)

中学1年生への読み聞かせ(2010.12)

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四十七士 (新・講談社の絵本)

十二月十四日の夜は、江戸ではめずらしいほどの雪になりました。志をたもった赤穂浪士四十七人は、吉良の屋敷ちかくのそば屋にあつまりました。「いよいよ、殿のうらみをはらせる。」そろいの身じたくをしながら、みんなのむねはたかなっていきます。

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いってかえって星から星へ

《とおいとおい、銀河のおくのほうから、宇宙船がとんできました》で始まり、《じぶんたちの星にむかって、光よりもはやくとんでいきました》で終わるこの絵本、実は、あっ!と驚く仕掛け絵本なのです。最後の頁で本をくるっとひっくり返すと、【星へいくお話】が終わって【星にかえるお話】が始まります。行きも帰りも同じ絵なのに、いったいどうなってるの?それは見てのおたのしみ!!

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たべられたやまんば (民話かみしばい傑作選)

昔話の「三枚のおふだ」の紙芝居です。栗拾い出かけた小僧さんが泊まったのは、なんとやまんばの家。それに気づいた小僧さんが「おら、しっこだあ」と逃げ出します。

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トムテ

北欧の納屋や古い民家の床下などに住むと言われるトムテ。
トムテのつぶやき
「どこへ ながれて いくのだろう。 みなもとは どこだろう。」

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2010年12月16日 (木)

中学3年生への読み聞かせ(2010.11)

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ハチドリのひとしずく いま、私にできること

森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。

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一行詩往信 父よ母よ

現代の高校生が、日頃、親に対して感じている事、要望したい事を一行詩として書いたもの。父よ、イビキがやかましい。母よ、口がやかましい。など、面と向かってはいえないひと言集。

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あなたをずっとずっとあいしてる

心やさしいマイアサウラのお母さんに、マイアサウラとして育てられたティラノサウルスの子・ハートは、ある日恐ろしいティラノサウルスに出会います。自分もティラノサウルスだと知ってしまったハートは…。

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ぺこぺこ

昔あるところに、ちっともいばらない王様がいました。毎日おきさきにもけらいにも、庭のくじゃくにもぺこぺこします。そうすると皆いばりんぼになって、〈ふん!〉という。そんな王国に、となりの国が攻めてきた。でも王様はあわてない…。

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2010年10月12日 (火)

中学1年生への読み聞かせ(2010.9)

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赤ずきん

有名な赤ずきんのお話を、昔話のこわさ、おもしろさをそこなわないようグリムの原作に忠実に訳しました。はなやかな色彩の新鮮な絵が、自然の美しさを語りかけ、読む者をドイツの森深くさそいこみます。

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ハガネの歯

小狐ルルのおじいちゃんは、その昔、立派な歯を持ってました。だけど今はもう、1本しか残ってません…。歯の一生って、とっても雄弁に、「人生」を語ってくれてます。

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絵本・地獄

「生命をそまつにするな」-。死んだ五平が生き返り、見てきた地獄の恐ろしさを語る。「死のこわさ」について学習するチャンスを与える絵本。1980年の縮刷版。

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みんなのこびと

「こびとづかん」の第2弾

目には見えないものを見えないからいないって言いきれるもんかね。
君が気づかないだけで、世にはこびとがあふれておるやもしらん。

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2010年1月 6日 (水)

中学1年読み聞かせ(09.12)

中学1年生への読み聞かせ

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わたしときつねさん

きいちごの実をつんでいたたみちゃんは、けがをした小さなきつねの子に出会い、助けてあげました。なんとそのきつねは人間の言葉を話すことができ、仲良くなった二人は毎日いろいろなことをして遊びますが…。

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トムテ

しんしんと冷える北国の冬の夜、ひとり寝ずの番をする小人のトムテ。北欧の有名な詩と夜の神秘を描く絵に心がなごみます。日本の座敷わらしのように、北欧にも家を守る小人の言い伝えがあります。長い長い間、家を守り、その中で生きる人を見つめてきた小人を詩にうたい感謝と不思議をえがきます。

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こびとづかん

みんなはコビトを見たことがありますか? 昆虫でも植物でもない不思議な生きもののこと。世の中にはいろんなコビトが生息しているんだって。ぼくはコビトを探しにいくことにした…。
いぬだってねこだって、彼らの幸せを思ってニンゲンは心を尽くす。でもニンゲンが考えた幸せが本当に彼らの幸せなのかな。

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2009年12月 1日 (火)

中学1年 読み聞かせ(9月)

【朗読】

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きみの友だち 重松清

と・も・だ・ち・・その大切さ、その意味を知っているかしら
いてもいなくても構わないけれど、友だちって何?

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みるなのくら (日本傑作絵本シリーズ)

「みるな」と、あねさまからかたくいわれた12番目のくらの戸を、ついにあけてしまった若者は……。日本の四季が息をのむ美しさで描かれた昔話絵本です。

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はやわざむこどん (民話こころのふるさとシリーズ)

九州の小倉のさとに、おぎんというはやわざむすめがいました。ある日、木地師のもり八という、はやわざじまんのおとこが、おぎんをよめにほしいと、やってきます。そこでおぎんは、「はやわざくらべをして、私にかったらよめにいく」といいますが…。

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いとしの犬 ハチ (講談社の創作絵本シリーズ)

雨の日も…風の日も…雪の日も…毎日、毎日、ハチは、だいすきな先生をまっていた。10年間もまっていた。やくそくもしないのに…。世代をこえて伝えていきたい「ハチ公」のおはなし。

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2009年3月 4日 (水)

中学1年 読み聞かせ(09.03)

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ぜつぼうの濁点

昔むかしあるところに言葉の世界がありましてその真ん中におだやかなひらがなの国がありました。濁点よ。君に幸あれ。

今年度最後の読み聞かせ。本当によくできたお話(何回も読んだから理解できたのか?)。絶望の中からも希望をみいだしてくれとの切なる思いをのっけて読む。読みながらお揃いの制服に身を包み、同じような顔、同じような髪型の人間を眺める。よく目を凝らしてみれば、下を向いているヒトあり、絵ではなくわたくしを注視するヒトあり(目ががっつり合う)、同じにしろという制約の中で彼らはまったく同じではない。君ら(同じではない君らをひとまとめに君らと呼ぶのは心苦しいが、ネット上に名前を載せるのもいかんだろうとの心遣いだと思っておくれ)に幸あれ。

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いのちのおはなし

「いのちは、どこにあると思いますか」君達の生きている時間そのものだと思うんだ。

ストーリーテリング『あなのはなし』:愛蔵版おはなしのろうそく (2)

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八方にらみねこ  (講談社の創作絵本Best Selection)

おかいこを、ねずみから守るため!捨てねこだった子ねこを拾ってくれた、ばあさとじいさ。恩返しのつもりで、おかいこをねずみたちから守ろうとしても、ちびねこのみけでは力不足。みけは「八方にらみの術」を会得するために、山に修行に入りますが!?

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2008年12月 7日 (日)

中学1年 読み聞かせ(08.12)

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冬のこども

ドングリひろいに夢中のミカとよしみちゃん。その時、色とりどりの葉っぱをまきこみながら、つむじ風がおこりました。ミカは風の中にだれかの姿を見たような気がして…。一陣の風とともにあらわれた、ふしぎな男の子のお話。

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かみさまからのおくりもの

五人の赤ちゃんに天使が運んできた贈り物―それは決して特別なことではないけれど、大切な「個性」でした。子どもが本来持っているものを大切に、と伝えます。

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メリークリスマスおおかみさん

あしたはクリスマス。はらぺこおおかみが森を歩いていると楽しそうな歌が聞こえてきました。歌っていたのはなんと12匹のこぶたたちでした…。クリスマスの日に愛がおこすふしぎなお話。

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十二支のお節料理

本来は五節句の料理のことですが、五節のうち、とくに年の始めが重んじられ、お節といえば正月料理のことになりました。色どりよければ栄養バランスにもかなっているはずで、重箱に美しく盛られたお節は食欲をおこし、支度かたづけも少なくてすみ、皆が楽しく心おきなく食べることができます。これこそ健康の第一であり、願わなくても一年の活力はおとずれるはずです。それぞれの地方や家々に伝わるお節があり、こうした日本の食文化を、大切にしたいものです。一年のしめくくりとはじまりに、我が家ならではの楽しいお節を演出しては、いかがでしょうか。なお十二支の動物たちがなぜえらばれ、どのように順番がきめられたかは、わかっておりません。

凛とした冬の冷たさ静けさ、年神様をお迎えする荘厳さが絵から伝わってきます。

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いのちのおはなし

95歳で今も現役のお医者さんという人が、小学生に命について話をするというストーリー。命とは「時間」なのだ。時間であるからには限りがあり、だからこそ有意義に使わなければならない。そして、その時間=命は自分のためだけでなく、他の人に対して使ってこそ素晴らしいものになる。

中学1年生。読み聞かせは慣れているはずなのに、ストーリー性の高いものより単純で面白いものが良いとのこと。そう言われればわたくしもそうだ。じっくり読みたいものは自分で読んだ方が良い。

今回、季節感のあるものをやったらいかがだろうとアイデアをだした。寂しいことにそれを命令されたと感じた人がいたらしい。今までもずっと“これはどう”“あれはいかが”と面白そうなことを話してきた。それを聞いてやりたい人はやればいいし、マンネリの中で気づきになればと考えていた。皆さんもそれを知っていると思っていた。それが今回は「命令された」。長らく皆さんの世話を焼いてきたが、そろそろ“引く”時期なのだと思った。

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2008年9月10日 (水)

中学1年への読み聞かせ(08.09)

中学1年生

『詩』

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親から子へ伝えたい17の詩

イマジン:ジョンレノン
友達:ビートたけし
友だちが欲しけりゃ何ももとめず心を砕け
もっと自分を愛してやれ

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夕焼け 吉野弘
電車に乗った少女。何度もお年寄りに席を代わる。でももう席を立たなかった。唇をかみ締め夕焼けもみないでうつむいている。

読み手は30人いる中のたった一人のために読みました。
優しくて苦しんでいるあなたのために読みました。
でも一番感動していたのは、見学に来ていたお母さんでした。

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桃太郎(新・講談社の絵本)

なんと凛々しい桃太郎

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おでんくん―The adventure of Oden‐kun 

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2008年1月16日 (水)

中学1年生 読み聞かせ(08.01)

中学1年生への読み聞かせ

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レンヒェンのひみつ

レンヒェンは、両親がなんでも自分のいうことをきくようにと、魔女にもらった角ざとうをのませます…。おとなと子どもは敵どうし?。エンデの不思議な物語。

普通に読んだら45分かかる本。
最初から時間切れまで読んだ。
あとは君らで読んでくれと丸投げ。

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ぜつぼうの濁点

昔むかしあるところに言葉の世界がありまして、その真ん中におだやかなひらがなの国がありました。ところがある日の午下がり、道ばたに濁点のみが置きざりにされていて…。幻冬舎刊「ゆめうつつ草紙」初出の作品を絵本化。

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つめたいよるにから「デューク」

デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」。

中学3年の教科書に載っているらしい。

絵を見せての読み聞かせは1クラスのみ
あとは絵を見せない読み語り

絵を見せていると子供たちは一生懸命絵を追ってくれる。
絵を見せないと思い思いの聞き方で聞こうとする
たとえば、身体をゆっくり揺すったり、身体を深く折ったりして
先生はそれを後ろから注意してくれる。
つっついたり、襟首に指を引っ掛けて持ち上げたりして
そんなことしてくれなくてもいいのにと思った。
静かにしていてくれる、それだけでとてもとてもありがたく思っている。
子どもの耳に私たちの声が入ればいいのだから
お気遣いは無用ですぜ。

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