張り込み姫 垣根涼介
張り込み姫 君たちに明日はない 3 垣根涼介
リストラ会社の面接官。
仕事ってなんだよ。
仕事に対する心構えってどんなだよ。
色々な仕事があって、色々な人がいる。好きなこともやりたいことも、人それぞれ。どう生きれば立派でどう考えれば一人前かなんて、多種多様。仕事についてご飯が食べられて一緒に暮らせる人がいて子孫を残すことができて、多少でも幸せを感じられるならそれにこしたこたぁない。
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張り込み姫 君たちに明日はない 3 垣根涼介
リストラ会社の面接官。
仕事ってなんだよ。
仕事に対する心構えってどんなだよ。
色々な仕事があって、色々な人がいる。好きなこともやりたいことも、人それぞれ。どう生きれば立派でどう考えれば一人前かなんて、多種多様。仕事についてご飯が食べられて一緒に暮らせる人がいて子孫を残すことができて、多少でも幸せを感じられるならそれにこしたこたぁない。
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クレイジーヘヴン 垣根涼介
いまいち。
育った環境で性格が形成されて、理性では止めようのない感情が暴走する
登場人物が運命的すぎて笑える。
関係した悪人たちの財産を奪う
泥棒が簡単すぎて笑うしかない。
単純な物語でつまらない。
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死ねばいいのに 京極夏彦
心の奥底にはあるだろうけど自分では決して認めたくないことを日のもとにさらされる不快感といったら!
自分の特別なことと考えていることが全くその辺のウンコみたいなものだと気づかされる不快感といったら!
自分が普通だと考えていることが最悪なことに気がつかないと指摘されることの不快感といったら!
自分自身に張り巡らしている建て前とか常識、そんなもんが鼻くそだと気が付いていても言わないじゃん。いうのは反則だよ。
でも本当に反則なのか。
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顔に降りかかる雨 桐野夏生
江戸川乱歩賞受賞作
昨日の天使に見捨てられた夜 が第2弾なんだよね。
前後しちゃった。
惚れっぽい女だ。
詰まんない話だ。
とはいっても、哀しみをまとった女はこんなもんなのかもしれないな。誰にも助けてもらえないということをわかっているから、束の間誰かにすがりたくなる。ここでいっか~んと気を引き締めればもっともっとハードボイルドなんだけど、コメディになっちまうのかな。
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ボーダー―ヒートアイランド〈4〉 垣根涼介
あいかわらず
女の人をバカにしくさっているよね。
雅の偽物が現れた。
今は離れて生きるカオルにアキだが、決着をつけねばね。
面白いと感じるのは、前の3冊を思い出すから。
感傷かな。
焼き直しじゃあつまらない。
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天使に見捨てられた夜 桐野夏生
ハードボイルドかな。女性が主人公。
女が女を描いているだけあって、男のハードボイルドよりドロ臭い。カッコはつけすぎない。欲しいもんは欲しい。でももうちょっと虚勢を張ってくれても嬉しいかも。
元探偵で北海道在住の父をもつ、探偵村野ミロ。AVに出演した娘を探す依頼を受けるが、過去が明らかになるにつれもう一つの出来事が明らかになっていく。
虚勢を張った女の生き方が幾通りもみられる。
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殴り合いの興行主として食っているアキ。
仲間が奪っちゃったのがヤバイ金。
ヤバイ金をヤバイ筋から奪うプロの男たちとやばさの真骨頂やくざからも追われるアキたちは何とか無傷で乗り切るため、考えて行動する。
あれから1年。
仲間と別れて自分を見つめなおしに海外に流れていたアキは、裏金強奪を生業とするプロの男たちにテクニックを叩き込まれる。
仲間になる過程の探り合い。
元仲間。仲間としては成り立たなかった仲間。
人としての幸せを期間に縛られてくくりの中で忘れ果てた女。
人間としてのあるべき部分をどこかに置き忘れた人たちが出会って、かけがいのないものとなって、壊れていく。
悪い人たちの物語。
子供が大人になっていく物語。
大切なものを投げ捨てないと悪いことはやってられないと淡々と説く物語。
面白くて安心して読めるのだけど、どこかいまいちパンチが足らない。
アキが人間臭いところがとても良くってとても悪い。
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借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 垣根涼介
今回の主役はリストラ面接されている人たち。
リストラ請負人の真介はまだ陽子に飽きてない。陽子も真介に飽きてない。
リストラ勧告に新しいツールが登場。職場の仲間からの匿名アンケート。ひどい。きつい。イジメの域だ。そこまでされないと自身がどんな環境を形作っているか分らないのだろうな。正社員何十年て、特殊な環境だものね。卒業もなく同じことをやり続けるの。コワイ。
二億円の女:積み重なっていく数字。君ならやれるよと期待の数字。でも達成できなきゃ評価は落ちる。あり地獄。。。
女難の相:苦手なものってある。理由はなくてもどうにもダメなもの。努力とか根性でどうにかなるものじゃない。ほんの1歩踏み出せば楽になれる。でもそれは社会的にドロップアウトするって意味も含まれる。人として壊れる寸前で踏みとどまっている人おおいんだろうなぁ。
借金取りの王子:う~む。ロミオとジュリエット?
山里の娘:隣の芝生は青い。そんな事知っているはずなのに、やっぱり隣の芝生は青い。
人にやさしく:自分で考える合う合わない。人から見る合う合わない。ちょっと~陽子どうするのさ。自意識過剰な女がほれと思い通りになるのはすっげぇむかつく。
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君たちに明日はない 垣根涼介
軽く面白く読みました。もう少し、人となりが固まっているともっと好きになれたかもしれません。リストラ請負の会社に勤め、誠意を持った仕事振りの主人公。そうはいっても熱いわけではなくあくまでもクール。リストラのための面接で、お話は一話完結っぽくすすんでいきますが、心に残るエピソードがない。上っ面の気持ちの浮き沈みを描いている気がします。リストラ請負人にリストラされる側の気持ちを汲み取れといっても無理な話ではありますが。
怒り狂う女:陽子
オモチャの男:いきなり泣き出す子供のような男
旧友:銀行合併の悲哀
八方ふさがりの女:男、親。どちらも捨てられない。
去りゆく者:会社のためを考える。人間を育てる。ドッチも正論でドッチも困る。
読んでいる間は心の動きにほぅほぅと思わされたような気がするのだけど、読み終わると何も残っていなかった。陽子と真介のエロ全開の関係もまったくいやらしさがない。仕事を一生懸命やっている表の顔と恋人とともにいる時の密室での顔。どちらも誰もが持っている顔。この二人はがつがつと南国のご飯を食べて心ゆくまで触りあう。仕事の顔で相手を観察しかわいいと思う。密室の顔でふれあい甘えあう。どのページにもあれもあってこれもある。どんなヤツにもあれもあってこれもあると訴えているような気がする。
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極北クレイマー 海堂 尊
とても難しいテーマをエンターテイメントとしてお届けしていただけるとはなんとありがたい。分りにくさもあったが、わたくしはココロが痛くなった。医療を崩壊させようともくろんでいる人々は、救急車に乗ったらすぐに目指す病院があるのだ。あちらにもこちらにも断られるなんてことはないのだ。
わたくしは思うのだ、昔はお医者様といえば人々の尊敬をあつめた、だからこそ生きて当たり前のきわどい世界をなんとかやりぬくことができたのだ。医者である自分のやっていることはみんなのためなのだと自分をココロから酔わすことができたのだ。称賛なくして、きつい労働はできないだろ。人は誰しも褒めてもらいたい生き物じゃないか。昨今、医者なんてもんは、という風潮が強い。そんなところで誰が命を削って働けるんだろう。弱いモノを助けることは、医者の世界でもここいらの世界でも、ヒトの善意が動いているのだ。法律なんて本当に困ったヒトと騙してやろうと考えているヒトのみわけも付かないのだ。騙してやろうと考える人を締め出す基準で作った法律が上手く働くわけないのだ。そうすれば、お金とは関係のないところで人の善意がその人の命を削りながら、弱っている人を助けるのだ。
この本を読みながらそんなことを考えた。
なんとなくイライラするのは、主人公がぼやけているからなんだと思う。
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