小暮写真館 宮部みゆき
小暮写眞館 (100周年書き下ろし) 宮部みゆき
珍しく
読み始めが退屈でした。
長い物語なので、最初がいまいちだと何となく手が伸びない。
でもしかし。
結局、やさしい物語を読ませてくれました。
新居を探そうと行きついた先はなんと古ぼけた写真館。
写真館だけに【心霊写真】なるものが持ち込まれ、その謎を解く。
謎を解くといっても解答は向こうから勝手にやってくる。
待つ時は待つ。あせって動いても何の収穫もない。
それを得ることが必要であるなら、答えは探さなくてもやってくる。
学校が怖い。親戚が怖い。自分の罪悪感。
逃げにくいものから逃げようとするのがどれだけ大変か。
ケリをつけることがどれだけ大切か。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント