育児

2008年7月 6日 (日)

チックになった息子2

チックになった息子のその後である。
まぁその後とは言っても、たかだかひと月後のことである。

小児科の先生はチックとの診断後、たとえば空手をやめなさいとおっしゃった。イヤと思われることを取り除いてやるのだと。わたくしもそうしてやろうと思った。しかし真新しい胴着を着用した息子は空手に行くのだ。嫌がることなく。
空手の日、わたくしは息子にどうするか問うた。イヤなら行かなくても構わないのだよと。寝起きであった息子は愛くるしくふにゃけた顔をして行かないと言う。わたくしはよし分ったと姉だけを連れていった。姉は寂しかったのであろう、わたくしに練習を見学してくれという。しばらくみているとこれが面白いもので彼らの練習にあわせて体が傾く。知らず知らずのうちに力が入ってしまうのだろう。とても嬉しい気分である。休憩時に先生へ、息子がチックになったのですぐやめるのではなく様子を見たいとお話させていただく。すると先生いいこと言った。

「もちろんボチボチいきましょう。でも見学で構わないからできればつれてきてください。面倒くさくなってしまいます」

ほぅ。
わたくしは息子の休むといった時の顔を思い浮かべた。まさに面倒に思っている顔であった。そしてわたくし自身を振り返った。やってきたことを一度サボった時そっからまた復活したことがあったかえおまいさん。いや、ない。わたくしは息子を連れに家に帰った。胴着を着てみるかと問うと、すんなり着るとの答え。胴着を着せて連れて行った。最初はわたくしの後ろに隠れていた息子。ちらと顔を覗かせた時を逃さず先生が声をかけてくれる。息子は見学ではなく練習に参加したのだ。嫌々だったろうか?わたくしはそうは感じなかった。

息子はまだ首を振る。しかしこちらの心構えも変わってきたからだろうか、気にならなくなってきた。

先日、息子の授業参観があった。あまり症状は出ていなかった。学校ではでないのだろうか。先生にチックのことをメールで報告したのだが返答がないためわからない。前途はなんとなく多難なようなそうでないような。

娘(中1)は息子に甘えすぎだと言っていた。娘1も精神的にどうしようもなくなってしまった時期があった、母はひどい感じであったがなんとかなった。甘えてんじゃない。娘1はそんなことを言っていた。わたくしは思い出した。娘1にもそんなことがあった。その当時(小2@ものすごくトイレがちかかった)、娘1は母はひどかったとの記憶のようだが、わたくしはやっぱり泣けたし娘1を不憫に思ったのだ気を遣ったのだ。娘1の場合は結構長い期間だったので最後はクセみたいなもんだと気に留めなくなっていた(!やっぱりひどいか・・)

目からうろこ。

なんじゃかんじゃとすぐの応対をしたところで、良いも悪いも紙一重。やっぱり親はカオで笑ってココロで泣いてか。しつけも勉強もいますぐ成果がわかるもんでなし。前の世代の言うことや先生と呼ばれる人たちの言うことをぐっとこらえて、聞くところは聞き要らぬところは聞きとばして何とかやっていくしかないのだな。

母@娘2の学校アンケート(挨拶はしますか勉強はしますかなどをABCD評価でつける無記名のもの)をださずにいて、催促(連絡ノートに担任直筆で昨年保護者と学校で作り上げたとてもよいもの云々出していただきたく連絡不足で申し訳ない云々ご丁寧な催促)されたら白紙で出し、娘2が学校から電話で白紙だけどこれでいいのと聞いてくるも、それでいいんじゃアンケートなんてしゃらくさいものやらへんぞと返答。なんでわたくしはこう意固地なのかなぁ・・

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2008年6月27日 (金)

前世代との子育てにおける戦い

いい親でありたいと願うのに、自分の基準がいまいち信じられない罠。

いい親っていうのは、子どもにとってがメインなんだけど一世代上のうけという意味もある。哀しいことに…

わたくしの母親世代はなにかにつけ『今の時代は昔とちがって』とか
注意:『昔』とは『私が子育てしていた時』のこと。
歴史及び文化を背景とした子育てについての一般的変遷を語るわけではない。
『今のお母さんたちは』とか言う。
きっと『今』に否定的な言葉を並べたいのであろう。
だけど、私は理解のあるおばあちゃんよポーズをしたいがため『今と昔は違う』と逃げていくのだ。

だが、わたくしは声を大にして言いたい。

昔も今も悪いやつは悪いし、子育ては結局、結果オーライだあ〜。
どんな育てられ方をしても、どんなヒトと出会って子どもがどんな状態状況の時にどんな言葉をかけられるかで、親が納得できる人生を
注意:『親が納得できる人生』とは、なんだろう。犯罪を犯さないとか親に金の迷惑をかけないとか年とった親(メリットがなくなった親)のところにもきてくれるとか近所にもしくは一緒に住むとかバカにしないとかそんな感じ?
子どもが良しとするか決まってくるんじゃないかと思うわけだ。
親なんざ、ただそこにいたらいたで別に構いませんよ的なものなんじゃないかい。

しかも我が母親世代は自分の子育てをすっかり忘れているくせにそれに気付いていない。
これが一番の敗因。
と言いつつ、わたくしも喉元過ぎれば熱さ忘れるで赤ちゃん幼児の頃の事象をすっかり忘れている罠。

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2008年6月25日 (水)

尽きぬ育児の悩み(中学生)

我が娘中学生。

この地方には給食セットなるものがある。
給食の時に使うスプーン・フォーク・箸が箱の中に入っている。
毎日家に持ち帰り、洗い、学校へ持っていく。
これは小学校に入学した時から給食のあるときには毎回である。
娘は公立の中学校へ行ったため、給食セットはもはや7年目である。
幼稚園の時にもひと回り小さいセットを持っていったので、給食セットを持っていきはじめて10年じゃないですかっ。
小学校に入って先生は言う。

「今日の宿題は、給食セットを自分で洗うことで~す。」

近所の良い子は小学校に入学してから姉弟で給食セットを自分で洗うという。こともなげにそう言う。我が娘(中学生)は、『ランドセルを玄関から部屋に運ぶ』というこんな簡単なことが出来るようになるのに入学から5年かかった。毎日毎日毎日毎日言い続けた結果の5年である。帰ってきてすぐに給食セットを出すなど夢のまた夢である。なので、『給食セットをださないと洗いませんよぅ。』と声をかける。

昨日は「今、給食セットを出さないと絶対にわたくしは洗いません。」と言い切った。持ってきたのは3名中1名。愛する息子である。後の娘二人は聞こえたのか聞こえなかったのか持ってはこなかった。

そして朝。
2番目の娘(小学生)は給食セットのことには何も触れず学校へ行った。
問題は1番目である。
いつものように友だちが迎えに来る。その瞬間、「お母さん、給食セット洗ってよ」「もういい、もっていかない」、割り箸をすすめると「学校の借りるからいい」、借りるなんて事しないで自分で持っていきゃあいいじゃないのと言えば

ぶちぎれ

友だちに先に行ってと言い、きーきーわめきながら給食セットを洗い水筒を詰める。わたくしは知らんぷり。するとずうずうしく送っていけと言うのだ。遅刻しちゃうと。わたくしは「絶対に送っていかねぇ」と言った。

だって、昨日のうちに母としては声をかけてあるのだ。いまさら洗ってないだの洗っていたから遅れるから送れだの話がおかしくないかい?わたくしは娘をほっぽっておいた。やけに静かなのでもう学校に行ったのかとゴミを集めながら(今日はゴミの日)覗いてみる。なんとびっくり。イスに座ってぼんやりしておる。

母ぶちぎれ

力ずくである。イスから蹴り落とし、足を引っつかんで玄関から放り出す。

「遅刻だもん、もう無理。無理無理無理。だって遅刻だもん。絶対無理」(娘、泣き喚く)

だってお前。さっきの時点で走っていけば間に合っただろ?なんでなんで座っておるのだ。絶対に送ってもらおうと決めてぼんやりしていたのか?

このわめき合いは、ゴミの日の我が家玄関で行いました。
ご近所様ゴミ捨てに出てき辛いことでしょう。

義理父(バカみたいな格好で)登場(孫の危機だと急いだのでしょう)。

義理父が送っていくとのことで、義理父の車にバカ娘を放り込んで一件落着。

さてここで問題です。わたくしはどうすればよかったのでしょうか。
送っていくのはたやすいことです。現に寝坊ブチかましたとき(誰が?)などさくさく送っていきます。しかし、走れば間に合う時間をぼんやりやり過ごしたこと(これ一番)、昨日のうちに給食セットを出さなかったこと、割り箸にしなかったこと、これらを考え合わせるとわたくしは送っていくのは賢明ではないと考えました。ぎゃいぎゃいしている間にも刻一刻と時間は過ぎていきます。あせるやら腹が立つやら。

今日、彼女は帰宅して給食セットを出すでしょうか。

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2008年6月12日 (木)

チックになった息子

チック症(ちっくしよう)とは、神経疾患のひとつ。幼児期に発症しやすい。誘因はストレスによるものが多い。主な症状は体(特に手)の震え、目をパチパチさせる、奇声などがあげられる。遺伝する可能性もある。(Wikipediaより)

息子(小3:8才)がチックの症状をみせる。
首を振る。世界の北野のように。

始めは肩がこったとか肩が痛いとか肩が変な感じがする、などと言っておった。もともと腰が痛いだの疲れただのとよくいう息子であった。首をグリグリ回すような動作も肩が痛いのかしらと思うぐらいのものであった。長時間の運転に疲れたようなときにするような動作である。が、空手の練習の時にわたくしは息子の動作を不自然なものとして感じたのだ。型の練習をしている時にまっすぐ前を見なくてはならない時に、息子の首はグリグリと振られるのだ。無意識である。これは怖いぞ。わたくしはその夜、息子の首にたっぷりのバンテリンを塗った。一縷の望である。どうか身体的なものであってくれ。精神的なものなどといわないでくれ。空手の時の息子を見た時からわかっていたんだがね。息子のココロはストレスを感じているのだ。わたくしは何かを息子に押し付けたのだ。わたくしが息子を追い込んだのだ。かわいくてかわいくてたまんない息子にすべてのものから守ってやりたいと思っていた息子に、わたくしは我知らず正反対のことをしてしまったのだ。なんて今度は自分自身を追い込もうと考え始めたわたくしだったがちょっと待て、これは果たしてそんなに深刻なことなのか?これは確かに息子のSOSのサインであるが、わたくしはしっかと受け取った。それはとてもラッキーなことなのである。わたくしはとてつもない鈍感さとヒトのことなどどうでもよいという体質のため、常々大切なことに気がつかなかったらどうしようとの不安感を抱えて生きているのであるが、わたくしは気がついたのである。まさに幸運。そしてわたくしは思った。息子のような若輩者は自分が苦しいと思ったりイヤと思ったりしていることにも気がつかないのだ。本人が気がついていないものをこのわたくしが気がつけるわけがないではないか。と、いうことはだ。わたくしはわたくしを責めることなんぞない、そんなことより息子が感じているであろうストレスをわかっていない息子の代わりに探して、取り除けるものであれば取り除いてやるようにせねばならぬ。なにせ息子は心優しき8才。自分の言葉をまだ持てておらぬのだ。

空手を休んでみようと言おう。胴着を頼んだばっかで今度の練習の時あたりにはようやく着用できるかもという、どうにも微妙な時期ではありますがな。本当にやりたいのかやりたくないのかわからんなぁ。先週まで、いや今週だって首を振りながらも気合を入れて練習しているように見えた。新しい初めて着る胴着を楽しみにしているように思えた。ただ息子は人を殴るのが嫌いだ。殴られるのも嫌いだ。防具をつけて本気で殴りあう練習生たちの姿を見て、目を輝かせて食いついた姉(小5)と違い、ずるずる後ずさって怖いとつぶやいたのだ。やっぱりイヤだったんだろうな。型の練習をする自分の横でバシッドシッガシッってやってんだもん。目に入るだろうし音も聞こえる。まだ自分はやってないけど、もうすぐやるってことはわかってて、不安だったんだろうな。でも初めてやる型だったり、お姉ちゃんと一緒にやってる安心感だったりは気持ちのよいものだったんだろうな。だから相反する気持ちを処理しきれなくなったんだろうな。かわいいなぁ息子。どうすればよいか一緒に考えようぜ。息子が楽しいことが一番だと、ちゃんと息子にわかるように伝えよう。

と、ここで電話が鳴る。相手は中1の娘の担任先生。娘、2日続けて集金袋を忘れる。昨日忘れたため、わたくしは今朝、くどくどしく「いま、もういますぐに集金袋をリュックの中に入れるのだ。さぁ今すぐ今の今とにかく入れてしまうのだ」と言った。にも拘らずに・も・か・か・わ・ら・ずあのバカ娘忘れやがった。あった状況から察するにいったん入れて使わない教科書とともにだしたのだ。それともわざとだしておいて自分自身を試したのか?本当の馬鹿者かどうか?本当の馬鹿者でぃ~す。だめじゃん・・・(母として大泣き@すぐ持ってこいと言われつつこんなことやってるわたくしに座布団一枚)

楽しい毎日を忘れたくないと思うが、きっとこんなことは忘れてしまってアルバムに残った写真から想起される記憶ばかりが残るんだろうなぁ。わたくしってつまんないなぁ・・・。このことたちを覚えていたいなぁ。繰り返し繰り返しばあさんになったときに飴玉のようになめまわして笑いたいなぁ。

さぁ行かねば、中学へ!!

チックになった息子2

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2007年11月20日 (火)

掛け算の季節

ついに末っ子にも掛け算の季節がやってきた。
例年どおり、カレンダーの裏側に書きトイレに貼る。

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『じぶんがんばれ』ってかわいいやっちゃ。

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ひらがな間違えて・・・・(涙

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2007年10月 4日 (木)

朝っぱらから

学校へ行きたくないとダダをこね、机の下で大の字でふてくされる娘を発見した時の驚きが冷めやらぬ間にランドセルを外に放り出し娘も一緒に放り出し、後ろから追い立てながら歩き出す。グジグジ文句を垂れ流す娘に嫌気がさし、走っていかねば遅刻だよと釘もさす。家に戻ってカレーをあっためて食べようとするもなにやら予感めいたものを感じる。自転車を持ち出し5mもいけばよその家へ庭に入り込み隠れようとする娘を目の端でとらえる。ばれていると感じ出てきた娘の後ろから自転車でまたもや追い立てる。車で送っていけばわたくしも楽だし娘の望みでもある、が、それでいいのか。歯も磨かず顔も洗わずの汚い顔で通りすがりの家からポケットティッシュを2つもらい娘に手渡し紫外線を浴びまくる。それが思い出。あやつの思うように世の中は流れていかないし、たとえ面倒くさくとも母はあえて面倒くさいことをやり遂げる女だと言うことをあやつに思い知らしてやらねばならん。学校からの帰り道の自転車がやけに爽快でうれしく思う。家に帰れば案の定カレーは冷たくなっていた。だけど大丈夫電子レンジがあるんだから。

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2007年8月31日 (金)

夏の終りに、学校行きたくない

小6 女児
(準備)夏休みの終わる日、微熱と吐き気を訴える。
(準備)学校の始る日(半日給食なし)、頭が痛い。
(この日のためだあ@通常授業の一日目、お弁当もち)
気持ちが悪い。泣く泣く。朝ごはんいらない。食べられない。
どうしてわかってくれないの。心配してもくれない。

心配はしています。楽しかった夏休みが終り、学校が始る時、行くのを嫌がるあなたを心配しているに決まっているじゃあないですか。昼まで持たなくて、途中で保健室にいくことになるから、朝飯は食え。口に入れてかめ。お茶を飲め。何でもいいからとにかく食え。気持ち悪いやつが朝シャンしてんじゃねぇよ。頭をしっかり乾かしてあげようね。

ぷーるはいらなくてもいい?

嫌いな訳じゃあないのになぜに学校ではいるのを嫌がるかなぁ。どうぞどうぞ、気持ちが悪いんだからプールは入らなくたって結構ですよ。

おくっていってくれる?かえりむかえにきてくれる?

えぇえぇ送りましょう、迎えにも行きましょう。妹をしっかり確保してから電話しておいで。

ぽろぽろぽろぽろ涙を流していた女児。行きたくないんだねぇ。つらいところだけれど、行ってしまえば楽しく過ごすところが幼稚園児と一緒だねぇ。

お茶碗からおにぎりにした米を完食したあたりから、行かねばならんかとあきらめた模様。やっぱ飯を口に入れて咀嚼する行為は効果あるなぁ。
送ってもらえると決まったあたりから、こっそりマンガを読んで遊んでいる。

極悪だなぁ。

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2007年8月27日 (月)

子ども部屋事情

我が家は一階に子どもの部屋がある。
まだそこで寝起きはしていないが、やがてそこが彼らの生活の拠点となるであろう。

自分自身を振り返ってみて、部屋には陽当たりなど必要なかった。部屋で活動するのは、ほとんど日が落ちてからであったからだ。
わたくしの部屋はそれはそれは日当たりのいい部屋であった。宝の持ち腐れである。

そんなことを踏まえてはいたが、結局わたくしはわたくしが一番すごしやすい部屋をとったのである。子どもたちは太陽の光が部屋に入るうれしさやありがたさを知らないので、頓着なく従った。まだまだである。

というようなことから、子どもの部屋は一階となったのだか…ここにきてわたくしは不安になった。多くの例で子ども部屋が二階なのは、地震で家が崩れた時に潰されないためなのではないか? うちは大丈夫との触れこみだが果たして本当に大丈夫なのか?
大丈夫か大丈夫じゃないかはどっちでもよくて、皆さんはそこまで考えて子ども部屋を二階にしているのだろうか。そこが問題でなのである。

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2007年8月21日 (火)

ナニー

『世界まる見え!テレビ特捜部』というテレビをみる。
ナニー911のコーナー。

ナニーって幼児保育のスペシャリストのことなの。
「ナニー」は職種名らしいんだけど、漫画にもあったよね。

ベビーシッター!ギン

ナニーであることに誇りを持っているんだよ。

・・・親としての誇りを持っていると自覚している人、少ない気がする。

で、まる見えのナニーなんだけど、
子どものしつけがうまくいっていないのではないか
どうしたらいいかわからない
そういった人たちに請われて、その家庭に入る。
一日目はその家庭の問題点を見つけるために観察する。
二日目にルールを決めて、家族一人一人に守ってもらう。
それ以降は様子を見ながら、口を出す。

でも、ナニーは自分でするんではなく、
親に「さぁ今、子どもの話を聞いてあげて」
「子どもが悪いことをしたら、毅然とした態度で接して」
と、その時々にアドバイスをくれる。

で、こっからが重要!!

親がきちんと子どもに向き合えたとき
ナニーは「きちんとできていたわ。あなたはすばらしい態度だった」
と、褒めてくれるの。

そこんところで我知らず涙を流してしまうんだよ。

みんな褒めてもらいたいんだよ。

ちょっとしたことだってわかってる
誰でもがしていることだってこともわかっている
でもやっぱり、あんたはよくやっているよ
あんたは立派だったよって褒めてほしいんだよね。

褒めることろがなくたって、褒めてほしいんだよぅ。

みんなそんな顔して、親をやってる。
大切なことだってわかっていても、できなくなっている人を
わたくしも褒めてあげたいよ
世の中の親やっているみなさんはがんばっている。
ブルーハーツじゃないけれど
まいくろふぉんのなかからがんばれっていっているきこえてほしいあなたにも
って感じ。

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2007年6月21日 (木)

母と子の書簡 子へ

お手紙ありがとう

でもあなたが「ごめんなさい」っていうことは何もないよ。
考えてごらん。
何か悪いことをした?
うそだってついてないよね。

言葉で『帰っちゃだめ』と言われてはいないかもしれないけれど
あなたが『帰っちゃだめ』と言われたように感じたのなら
言ったことと同じだと母さんは思うよ。
だから、あなたはウソなんかついていない。
もっとよーーーーーっくあなたの話を聞いてあげればよかったね。

母さんに「はじ」をかかせやがってと母さんはおこったけど
これは『やつあたり』だよ。
母さんや父さんは、子どもに「はじ」やら「くやしい」やら
「他人にあやまる」やら
普通ならやりたくないようなことをやる生き物なんだよ。
子どものために本当はやりたいのさ。
だから子どもは、父さんや母さんに何をかかせたっていいんだよ
やつあたりしちゃってごめんね
母さんはあなたのためならなんだってできるよ。
できるところまで我慢するよ。

あなたはがまんをしないでほしい。
おかしいなとあなたが感じることには「おかしいよ」と
声を出してほしい。

朝、眠たいけどがまんして起きる。
学校の宿題があるから、テレビやマンガをがまんする。
夜、眠たいけどがまんして歯をみがく。

あなたはがまんしなくちゃならないことが
たくさんある。いらないがまんなんかするな。
あなたは人の良いところを見つける天才だよ。
でも、悪いところに、目をつぶらないで「いや」を言おう。

先生もわかってくれるよ。
いつかあの子もあの子もわかってくれるよ。

毎週毎週火曜日に泣くあなたを見るのはもういやだよ。

やわらかくってかわいい母さんの愛しているあなたには
いつも笑っていてほしいよ。
幸せでいてほしいよ。
そのためなら母さんは何でもするよ。
あなたを守るよ。
あなたの味方だよ。

ゆるすもゆるさないもないよ。
最初から、あなたが何をしたって何を言ったって
母さんは許しているよ。
あなたにおこっているんじゃなくて
あなたにそうさせる何か、やつらにおこっているんだよ。
時間になぜおくれるか
その原因をさがして解決しよう。

愛しているよ。

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